
∩・∀・) 皆さん、こんにちは~
真鯛の
潮汁(うしお汁)です。
潮汁は魚を使って作る吸い物で、上手につくると、とても美味しいですよ。
私は魚料理の中で刺身と同じくらい好きです。
潮汁(うしお汁)の
作り方は簡単に言えば昆布出汁で煮て、
塩と醤油で味付けするだけ。
非常に簡単な料理なんですが、簡単であるがゆえに下処理や火の入れ方にコツがあります。
きちんと下処理して、上手に火をいれ味付けしたら、美味しい潮汁が作れますよ。
今回は前回の記事「
雛祭り料理、手毬寿司、雛寿司」で使った鯛のアラがありましたので、
それを使って作りました。
要するに寿司ネタをとった後のアラを使ったんですが、鮮魚店に行けばアラだけでも売っていますので、
それを使うのも良いでしょう。
大事なのは新鮮なアラを使うこと、鮮度は刺身同様に大事と考えてください。匂いが出ているのならアラ炊きや味噌汁に回した方が無難です。
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鯛の潮汁 レシピ&作り方材料 5人分
鯛のアラ一尾分 1キロ前後の大きさの鯛
水 1.2L
日本酒 50cc
塩 小さじ1杯~
昆布 10g
醤油もしくは薄口醤油 小さじ1杯
三つ葉
柚子
1)鯛のアラを切り分けます。

中骨をお碗に入るサイズに切ります。
出刃包丁としっかりした、まな板を使い、叩ききってください。

頭を割ります。
頭の腹側を持って頭を立て、上顎側から包丁を入れます。
包丁を立て気味に持ちます。
包丁を前に進めながら、刃元を下に押すような感じで切ります。
(・∀・)この時に鯛の頭、包丁をしっかり持って切ってください。
ぐらつくと怪我の元になります。

頭を割ったら目をつぶさないように切り分けます。
(・∀・)よく切れる出刃包丁を使うと、さして力をいれずに切れます。
切りにくい時は怪我をしないように叩き切ってください。 参考記事→「
イナダの頭の割り方 動画」
上の記事はイナダ(ブリの若魚)ですが頭の割り方の動画があります。
2)切り分けた鯛のアラを水洗いし、血の塊などを取り除いてください。
塩を振り、15分以上、30分程度水出しします。
塩加減はオニギリに振り掛ける程度で良いです。
鯛アラの両面に満遍なく振りかけ、ザルにいれて置いてください。
この作業で魚の臭みを出します。
30分経って水が出たら流水で洗い流してください。
3)鯛のアラを
霜降りします。
霜降りとは沸騰した湯に魚や肉を一瞬浸し、表面だけに火を入れることです。
こうすることで臭みが出難くなります。
鍋にたっぷりの湯を沸かします。
別にボールに冷水を用意しておきます。
沸騰した湯にさし水をして沸騰を止め、鯛のアラを一瞬浸し、表面に火を入れて冷水に入れて冷まします。
湯に浸す目安は頭の部分は3~5秒程度、中骨は2~3秒です。
頭にはウロコがありますので長めにつけます。


冷水で冷ましたら流水で流しながら、表面のヌメリ、血の塊、ウロコを取り除きます。

頭の裏と背骨の内側には血の塊がありますので、竹串などを使って取り除いてください。
4)昆布出汁をとります。

鍋に浄水器の水1リットルと出汁昆布10gを入れて5分ほど置き、中火にかけます。

沸騰する直前に昆布を取り出します。
昆布を取り出したら日本酒50ccを加え、霜降りしたアラを入れてください。
アラを入れたら強火にして加熱します。

沸騰してきたら火を弱くして、鍋底から泡が立ち、小さな泡が表面まで連続して上がる火加減にします。
自宅のコンロでは弱めの中火って感じです。
こうして小さな泡を上げる事でアクを水面に浮かせます。

アクをすくいながら15分間以上加熱してください。
(・∀・)この間、次々にアクが出てきますので、丁寧にアクだけをすくってくださいね。
汁をすくい過ぎるともったいないよ。
そして、アクをすくう時にアラを乱暴に扱わないでね。
乱暴に扱うと崩れちゃうから。 5)味付け。
15分経ったら味付けをします。
塩(自然塩)を小さじすりきり1杯(5~6g)入れ、薄口醤油(無ければ醤油でもOK)を小さじ1杯入れます。
塩が溶けたら味見してください。
この状態で少し薄いと思います。
そして味を足すんですが、旨みはあるが塩味が足りないと感じたら塩を少し加えます。
(小さじ4分の1とか3分の1って感じで入れます)」
塩味とともに
旨みが少ないと感じたら薄口醤油を小さじ1杯入れてください。
再び味見し塩加減は良いが、「やはり旨みが足りない」と感じたら、
旨み調味料を小さじ5分の1程度入れてください。
(・∀・)鯛の潮汁の旨みは15分以上煮ないと出にくいです。
完成まで15分以上煮てください。
15分経った時点で味付け完了がいいです。 (・∀・)味付けは薄めにしてください。
薄めにしないと汁を最後まで飲んだ時、塩辛く感じます。
また、味見する前に水で口をすすいでくださいね。
そうしないと、やはり濃い目の味付けになっちゃいます。6)お椀にアラを崩さないように移し、汁を注ぎます。
汁は少なめに注いだ方が見栄えします。

三つ葉を散らし、※
柚子の皮の千切りを乗せて完成です。
柚子の皮は黄色い部分だけを薄く切り取り、千切りします。

出来上がった潮汁は熱いうちに食べてくださいね。
冷めると魚の臭みが出ます。
翌日に残っちゃった時は、昆布出汁で薄めてから味噌を加え、味噌汁にしてください。
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コメント
mecha
でないと~鯛がもっ鯛ない(しゃれです)(^^ゞ。
うしお汁ってそういえば冷めると生臭いかもですね。
飲みっきりにするか?
筋肉料理人さんの記事中のよ~に
次には味噌で臭みを消せばいいんですよね。
今日は~アボガド寿司を作りましたよ(^▽^)/
三毛猫さん、日記で継続決定で良かったです!
2008/03/03 URL 編集
店長
潮汁(うしお汁)っていうんですか・・・
これは日本酒が合いそうです♪
この味付けは「この味」があいそうですね・・・
2008/03/03 URL 編集
筋肉料理人
時間が経つと匂いが出ちゃいます。
まあ、それで香りのある吸い口を使うわけです。
翌日に残った時は薄めて味噌汁が良いでしょうね。
私も先週、アボカド寿司食べました。
美味いですね。
三毛猫事件は大騒動でしたね。
日記継続でよかったです。
1日にブログの記事を20~30も読んでたら、
そりゃー時間が取れないでしょう。
2008/03/04 URL 編集
筋肉料理人
魚の吸い物で塩をメインに味付けしたのを潮汁って言うようです。
そして吸い物ってのは懐石料理の酒肴で、
汁は飯の伴らしいです。
今回は何時もの作り方で作りましたが、
「この味」でレシピを作れば美味しいのが出来ると思いますよ。
その場合は昆布を少なめにして、
一度、鯛のアラを救い、汁を漉して、
その後に出汁の量を計り「この味」と塩、薄口醤油を加えると良いでしょう。
こうすれば正確なレシピが作れると思います。
2008/03/04 URL 編集