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石鯛のあら炊き 3 (アラ煮)

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∩・∀・) 皆さん、こんにちは~
石鯛のあら炊き」、その3です。

前々回の記事、「あらを切り分ける、イシダイのあら炊き 1」で切り分け、
前回の記事、「霜降り、イシダイのあら炊き 2」で霜降りした石鯛のあらを、
「あら炊き」にします。 

魚のアラの煮物と言えば、「あら炊き」「アラ煮」「兜煮(かぶと煮)」等、
色々ありますが、醤油、酒、砂糖、ミリンで煮るのは皆同じです。
今回の「あら炊き」は酒と濃口醤油、ミリン、砂糖で煮ました。
味付けは地方により違いますね、今回のは甘辛めに煮ています。

石鯛169.jpg




「あら炊き」(アラ煮) レシピ&作り方

材料  魚のアラ(今回は石鯛、スーパーで売ってるアラ、1尾分ででOK) 
    ゴボウ  中位のを1本
    生姜   スライスを3~4枚、針生姜少々
    白葱   細く切って白髪葱にします。
    鷹の爪  1本(種を取って使います)

    煮汁
    酒       8
    濃い口醤油   1(刺身醤油を混ぜてもいい)
    ミリン     1
    砂糖      1


1)ゴボウを切って酢水に晒してアクを抜きます。
石鯛132.jpg
石鯛133.jpg
  タワシで表面の泥と汚れを落とします。
  包丁の背で擦り取ってもいいですが、包丁を使う時は皮を剥きすぎない様にします。
  ゴボウの香りは皮に多くあるので、こすり過ぎると香りがなくなっちゃいます。
石鯛134.jpg
  5~6センチの長さに切り、4~6等分します。
石鯛135.jpg
  酢水に浸して晒します。
  酢の量は1リッターに大さじ1杯くらい。
  酢の量が多すぎても香りがなくなります。

  生姜も1欠け皮を剥き、薄くスライスして千切りにして針生姜を作っておきます。
  針生姜は小さなボールで水に晒します。(レモン汁を1~2滴入れると
  色が良くなります)

  白葱を千切りして白髪葱にします。
  白髪葱の作り方→ 白髪葱・しらがねぎ  


2)アラとゴボウが丁度おさまる鍋を用意します。
  口の広い鍋でアラとゴボウが丁度おさまる位の鍋がいいです。
  我が家には大きな鍋が無かったので、深めのフライパンを使ってます。
石鯛156.jpg



3)必要な煮汁の量をはかります。
  2)でアラとゴボウを入れた鍋に、ヒタヒタに浸かる位の水を測りながら
  入れます。

  水の量が600ccだとしたら、
  酒8:醤油1:ミリン:1の割合だから(砂糖は溶けるので除外)、
  600ccを10で割ると60cc。

  酒の量は 60cc×8=480cc
  醤油は  60cc×1= 60cc
  ミリン  60cc×1= 60cc

  上の量になります。
  これに砂糖の割合が0.5~1だから30ccから60cc(大さじ2~4杯)
  入れるといいです。

  こんな風に計算すると煮汁の量がわかります。

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4)酒とミリンを鍋に入れて沸騰させます。石鯛158.jpg
  コンロの火が入ると火が移りますので、コンロの火が鍋の横から上に
  上がらないように注意して沸騰させます。

  もし火がはいてしまった時の用心にフタを用意してください。
  コンロの火を消してフタをすれば消えます。
  慌てずにフタをします。


  沸騰したら魚のアラとゴボウを入れます。
  ここで強火にします。
  再び沸騰したら醤油、砂糖を入れます。
  (ここまで来たら、もうアルコールは飛んでると思います)
  砂糖の量は甘目が好きな方は多めに入れてください。

  生姜、種を抜いた鷹の爪も入れます。
  生姜はスライスでもいいですが、針生姜を作るときに剥いた皮でもいいです。


  ここから10分間煮ます。

石鯛159.jpg
  醤油、砂糖、生姜、鷹の爪を入れた。
石鯛160.jpg
  強火で煮ながらアクをすくいます。
  アクをすくったら味の確認です。
  好みの味に調整します。
石鯛161.jpg
  アクをすくったら落し蓋をします。
  木の落とし蓋がいいですが、無ければクッキングペーパー、アルミホイル 
  でもいいです。
 
  落としフタをしたら、蓋の下で沸騰した煮汁が満遍なく回る火加減で煮ます。
  (中火くらいかな)
石鯛162.jpg

 

5)10分たったら皿に盛ります。
石鯛163.jpg
  魚は頭が左向きになるように盛り、ゴボウは一塊になるように盛ります。
  生姜の皮は取り除いておきます。


6)煮汁を煮詰めます。
石鯛164.jpg
  煮汁を強火で煮詰めます。
  煮詰め方はお好みでいいです。
  お酒が好きで、辛いのが好きな方はドロドロになるまで煮詰めてもいいです。
  ここまで煮詰めると煮汁が少し焦げます。
  この少しのコゲの香りが良いアクセントになります。
  (焦がしすぎると苦くなるので注意)

  辛いのが苦手な方、または、作り置きにする場合は煮詰めなくていいです。
石鯛165.jpg


  作り置きにする場合は、翌日には味が濃くなっていますので、少し薄めに
  作るといいです。

  酒の量の1~2割水を足して薄く作ると、翌日以降も美味しく食べられますよ。


石鯛166.jpg
  煮汁を回しかけて、天辺に白髪葱、針生姜を盛って完成です。

石鯛169.jpg

  今回の石鯛はでかかったので食べ応えがありました。
  目の下の肉が美味かったし、カマの肉なんてブリみたいでした。
石鯛171.jpg

  おまけに白子が入ってて、石鯛の白子の美味しさを教えてもらいました。


  スーパーで売っている魚のアラも同じ要領で煮ると美味いですよ。
  アラは安いし美味しいのでお勧めです。



関連記事    魚のおろし方の基本1
          魚のおろし方の基本2
          魚種別、魚のおろし方
          カテゴリー石鯛

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コメント

龍山マスター

こんばんわ!
アラ煮の甘辛がいいですね。
マスターの大好きな味です^^
ゴボウにもとても合うと思います。
見た目もテリが出てとても美味しそうに見えます!!

はぎぞう

いよいよフィニッシュですな。
カマは美味しかったでしょうね。
魚の身の中でカマが一番美味しいんじゃないか?と思うのは私だけですかねw

ごぼうを一緒に煮るんですね~。
我が家は煮魚と言ったら必ず里芋を入れます。
里芋から出たとろみが煮汁と絡んで魚の身に絡みやすくなるんで、とっても美味しいですよ~。

筋肉料理人

龍山マスターさん、こんにちは~
普通に炊いただけですけど、
普通に炊くのが一番無難だと思います。
これだけデカイとアラが美味いですね。
おまけに白子がとっても美味かったです。
今まで喰った中でもトップクラスです。

筋肉料理人

はぎぞうさん、こんにちは~
>魚の身の中でカマが一番美味しいんじゃないか?
美味かったですね~
でかくて脂がのってたんで鯛じゃないみたいでした。
この位脂がのってると濃い味に負けませんね。

>ごぼうを一緒に煮るんですね~。
そうですね、ゴボウを細く切って入れるのが定番みたいです。
里芋は私も好きですよ。
里芋に魚の出汁が染みると美味いですよね~
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筋肉料理人 藤吉和男

藤吉和男、佐賀県在住、料理ブロガー、調理師、料理研究家。料理、バイク、アウトドア、フィットネス全般、熱帯魚が好きです。
料理レシピ開発、料理教室、料理の撮影、スタイリングなど承っております。

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